2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

(第15回)台湾の米作(蓬莱米)の歴史について

私は台湾料理の中でも『鲁肉飯』は大好きな一品です。普段台湾で食事をしていてお米の味に違和感を覚えたことはあまりありません。今回はそのお米に関する台湾の歴史を書きたいと思います。前回(第14回)のサトウキビ(甘蔗)とも多少関連します。 日清・日…

(第14回)台湾の糖業について

嘗て李登輝総統は「台湾は糖業と米作で稼いだ外貨で工業化させて貰った。」と述べたそうです。少々大袈裟かもしれませんが、それほど糖業は一大産業であったことに間違いはありません。今回は台湾の糖業について書きたいと思います。 民生局長官後藤新平は、…

(第13回)民生長官後藤新平の都市計画とインフラ整備などについて

1898年陸軍中将第3師団長であった児玉源太郎は第4代台湾総督府総督の拝命を受けました。前回ご紹介した通り、日清戦争終了時に広島宇品港で臨時陸軍検疫部部長だった児玉により朝鮮半島からの帰還兵士の消毒・検疫の大事業を遂行した後藤新平が台湾総督府民…

(第12回)台湾の土台を作り上げた男(後藤新平)について

いよいよ大日本帝国の台湾統治時代となるわけですが、この時代を語る時に後藤新平なくしては有り得ません。今回は、台湾の土台を作り上げた男(後藤新平)についてです。そして何故、台湾でそれほどまでに都市造りに強いこだわりを持つ様になったのかを探り…