2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

(第22回)台湾の皇民化政策(運動)について

今回は、7月末惜しくも97歳で亡くなった李登輝元総統を偲びつつ台湾における皇民化運動について書きたいと思います。 第19回で書きました通り、台湾における民主活動の先駆者である蒋渭水が創設した台湾民主党は、1931年に解党させられます。同年には関東軍…

(第21回 その3)第二次国共合作から大陸反抗まで

今回は第21回で書いた中華民国(南京政府)設立以降、共産党との第二次国共合作から大陸反抗までについて書きたいと思います。何故、中華民国が台湾島に移動しなければいけなかったのかを理解するためです。 1925年革命半ばで孫文が亡くなります。革命遺志…

(第21回その2)台湾の国歌と三民主義について

20世紀初頭の台湾に関わる近代史を勉強する上で、孫文の存在を無視するわけにはいきません。孫文はその生涯で何回か日本へ亡命しているのですが(蒋介石も同様)、1905年亡命先の東京で民主革命を目指すべく中華同盟会を発足します。 清国や当時日本に統治さ…