2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

(第27回)台湾ビーフン(米粉)の思い出について

第26回で台湾における初等・中等教育について調べていたら、台湾名物料理のビーフン(米粉)の思い出について書きたくなりました。いつもの台湾歴史の内容から少々ずれますが、ご勘弁頂きたく存じます。 (寧夏夜市にて) 何故、教育とビーフンが結びつくのか…

(第26回)台湾の日本統治時代における初等教育(公学校)について

MRT淡水信義線芝山駅から徒歩で20分ほど歩くと、夜市で有名な士林区に芝山公園が有ります。2千万年前の大昔には海底でしたが、火山噴火により小高い丘になった場所です。アンモナイトも発見される場所です。 公園内に清朝康熙帝時代に福建省漳州府からの移民…

(第25回)台湾総督府と総督明石元二郎 ~李登輝元総統を偲んで~

2020年7月30日、李登輝元総裁が惜しまれながらも亡くなりました(享年97歳)。日本の台湾統治時代、新渡戸稲造に憧れて京都帝国大学農学部卒業、自らを親日派と言って憚らない政治家にして農政学者でもありました。ちなみに、新渡戸同様に李登輝氏もクリスチ…

(第24回)台湾における日本統治時代の専売制について

今回は台湾における日本統治時代の専売制に関連することを書きたいと思います。先ずは、専売制の定義「国家が財政収入を増加させるために、特定物資の生産・流通・販売を国家管轄化に置くこと。発生する利益は、国家独占となる。」 台湾総督府の財政について…

(第23回)烏山頭水庫(ダム)を造り、嘉南平野を実り多い土地にした八田與一ついて

第14回で紹介した新渡戸稲造の研究で糖業が台湾一大産業になったのも、第15回で紹介した磯栄吉が作った日本米と台湾米の混合品種の蓬莱米もある意味で、このインフラが整備されたからこそ台湾総督府の財政と日本内地に多大な影響を与えたと言っても過言では…